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#お役立ち情報2022/5/7更新 2026/8/4

賃貸の退去予告は何ヶ月前まで?1ヶ月前・2ヶ月前の違いと「2ヶ月前は違法?」を宅建業者が解説

監修:イエリー編集部(宅地建物取引士)

結論

賃貸の退去予告(解約予告)は、契約で定められた期限までに行う必要があり、退去日の1〜2ヶ月前までとされているのが一般的です。「2ヶ月前まで」とする契約条項は、ただちに違法・無効ではありません。借主からの解約予告期間を1〜2ヶ月前と特約で定めるのが広く一般的だからです。期限を過ぎてしまった場合は、気づいた時点ですぐ管理会社・貸主に連絡するのが鉄則です。

賃貸の退去予告は何ヶ月前までに必要?【早見表】

賃貸物件を退去する際は、貸主や管理会社に対して「解約予告(退去通知)」を行う必要があります。何ヶ月前までに連絡すべきかは契約によって異なりますが、目安は次のとおりです。

  • 「1ヶ月前予告」の契約 → 退去日の1ヶ月前までに通知(単身向け物件に多い)
  • 「2ヶ月前予告」の契約 → 退去日の2ヶ月前までに通知(ファミリー向け・分譲賃貸などに多い)
  • 「3ヶ月前予告」の契約 → まれ。高級物件や事務所利用などで見られる
  • 契約書に記載が見当たらない場合 → まず管理会社に確認。期間の定めのない契約では、民法上は3ヶ月前の申し入れが原則

自分の契約がどれに当たるかは、賃貸借契約書の「解約」「中途解約」に関する条項に書かれています。特に「2ヶ月前まで」と定められている契約は珍しくありません。新居の契約や引っ越しのスケジュールを立てる前に、まずは契約書を確認しましょう。

「2ヶ月前まで」は違法ではない?

結論から言うと、「退去(解約)の予告は2ヶ月前まで」という契約条項そのものが、ただちに違法・無効になるわけではありません。建物の賃貸借では、借主からの解約予告期間を契約(特約)で定めることが一般的に認められており、1〜2ヶ月前とする契約は広く使われています。

ただし、予告期間が著しく長いなど、借主に一方的に不利だと判断されるようなケースでは、消費者契約法などを根拠に効力が争われる余地もあります。「2ヶ月前は長すぎて納得できない」と感じる場合は、まず契約書の文言を確認したうえで、管理会社や専門家に相談するのが安全です。

退去予告期間は交渉・短縮できる?

退去予告期間は契約で定められているため、原則としてその期間に従うことになります。一方で、次の入居者が早く決まった場合などは、貸主・管理会社との相談によって、予告期間が実質的に短縮されたり、家賃の負担が軽くなったりすることもあります。

交渉する場合は、できるだけ早い段階で、退去の意思とあわせて相談するのがポイントです。すでに予告期限を過ぎてから動くと、後述の「二重家賃」が発生しやすくなるため注意しましょう。

予告期限(2ヶ月前)を過ぎてしまったら?

「気づいたら解約予告の期限を過ぎていた」という場合も、放置せず、気づいた時点ですぐ管理会社・貸主に連絡してください。通知が遅れるほど、その分だけ家賃の支払い義務が終わる日も後ろにずれていくのが原則だからです。

連絡の際は、①新居の入居日(賃料発生日)を後ろ倒しにできないか、②次の入居者が早く決まった場合に家賃負担を軽くしてもらえないか、の2点をあわせて相談してみましょう。予告期間分の家賃支払いが原則とはいえ、実務上は相談に応じてもらえるケースもあります。遅れた場合の負担の目安は「期限を過ぎた日数分の家賃」です。

実際に何日分の家賃が追加で発生するのかの計算方法、負担を減らすために交渉できること、通知を記録に残す方法は、次の記事で詳しく解説しています。

賃貸の解約予告が期限を過ぎたらどうなる?1ヶ月前・2ヶ月前に間に合わなかった場合の家賃と対処法を宅建業者が解説

通知が遅れると“二重家賃”が発生する

退去予告が遅れると、実際にはもう住んでいなくても、予告期間分の家賃を支払わなければならないことがあります。たとえば2ヶ月前通知の契約で、退去の3週間前に通知した場合、差額となる約1ヶ月分の家賃が新居の家賃と二重にかかる可能性があります。退去月の家賃が日割りになるか満額になるかも、契約によって異なるため確認しておきましょう。

退去予告のチェックポイント

  • 契約書で解約予告期間(1ヶ月前/2ヶ月前など)を確認する
  • 通知方法(電話・書面・専用フォームなど)と提出先を確認する
  • 通知日が記録に残る方法(書面・メール・フォーム)で連絡する
  • 新居の入居日と旧居の退去日が重なる「二重家賃」の期間を最小限にする
  • 退去月の家賃が日割りか満額かを確認する

退去時は敷金の精算も確認を

退去時には、預けていた敷金から原状回復費用などが差し引かれて精算されます。入居時に撮っておいた写真・動画があると、もともとあった傷との区別がつき、不当な請求を防ぎやすくなります。経年劣化や通常損耗の負担範囲については、次の記事で詳しく解説しています。

賃貸の敷金は返ってくる?原状回復はどこまで借主負担かを宅建業者が解説

次のお部屋探しは、仲介手数料を抑えて

退去のスケジュールが見えてきたら、次は新居探しです。なお、いま気になる物件に前の入居者が住んでいても、「先行申込」で内見前に申し込める場合があります。退去予告と新居探しのタイミング調整には、次の記事が参考になります。

都内の賃貸は内見前に申し込むのが主流に?「申込先行」が増える理由と注意点を宅建業者が解説

また、引っ越しは初期費用がかさみますが、仲介手数料の抑え方を知っておくだけで、数万円〜十数万円単位で負担を減らせます。あわせて次の記事も参考にしてください。

自分で物件を探して賃貸を安く契約する方法|SUUMOで見つけた部屋もOK東京23区の賃貸仲介手数料の相場はいくら?安く抑えるポイント賃貸の初期費用の内訳と相場|安く抑える方法も解説賃貸の仲介手数料無料・0円のからくりとは?怪しい仕組みを宅建業者が解説

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よくある質問

Q.退去予告「2ヶ月前」は違法ですか?

いいえ、ただちに違法ではありません。建物の賃貸借では借主からの解約予告期間を1〜2ヶ月前と特約で定めるのが一般的で、広く有効とされています。ただし予告期間が著しく長いなど借主に一方的に不利と判断される場合は、消費者契約法などを根拠に効力が争われる余地があります。

Q.退去予告は何ヶ月前に伝えればいいですか?

契約によりますが、退去日の1〜2ヶ月前までと定められているのが一般的です。まれに3ヶ月前とする契約もあります。引っ越しのスケジュールを立てる前に、まずは賃貸借契約書の「解約」条項を確認してください。

Q.アパートの解約は何ヶ月前に言えばいいですか?1ヶ月前と2ヶ月前で何が違いますか?

アパート・マンションを問わず、解約予告の期間は物件の種別ではなく賃貸借契約書の定めによって決まります。単身向けの物件では「1ヶ月前まで」、ファミリー向けや分譲賃貸では「2ヶ月前まで」とされることが多い傾向です。違いは、家賃の支払い義務が終わるタイミングです。1ヶ月前予告なら通知から1ヶ月後、2ヶ月前予告なら通知から2ヶ月後まで家賃が発生するのが原則のため、2ヶ月前予告の契約ほど早めに動く必要があります。

Q.退去予告期間は交渉して短縮できますか?

予告期間は契約で定められているため原則はその期間に従いますが、次の入居者が早く決まった場合などは、貸主・管理会社との相談で実質的に短縮されたり家賃負担が軽くなることがあります。退去の意思はできるだけ早い段階で伝えるのがポイントです。

Q.退去の通知が遅れるとどうなりますか?

予告が遅れると、実際にはもう住んでいなくても予告期間分の家賃を支払う必要が生じることがあります。新居と旧居の家賃が重なる「二重家賃」を避けるため、退去日が決まったらできるだけ早く通知しましょう。

Q.退去予告の期限(2ヶ月前)を過ぎてしまいました。どうすればいいですか?

気づいた時点ですぐに管理会社・貸主へ連絡してください。通知が遅れるほど家賃の支払い義務が終わる日も後ろにずれるのが原則です。そのうえで、新居の入居日(賃料発生日)の調整や、次の入居者が早く決まった場合の家賃負担の軽減について相談してみましょう。

Q.退去月の家賃は日割りになりますか?

日割りになるか満額請求になるかは契約によって異なります。解約予告とあわせて、退去月の家賃の扱いを契約書で確認しておくと安心です。

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